誠品生活と、細野さん。

最近更新が滞っていて“はてな”さんから催促メールが来る始末なのでたまには日記的なものを。

 
去る10月11日、東京は恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催の「祝!細野晴臣 音楽活動50周年×恵比寿ガーデンホール25
周年『細野さん みんな集まりました!』というイベントに行って来ました。
 
イベント自体は4日連続行われていて、
 
10月11日(金) Day1  細野さんを歌おう!
10月12日(土) Day2  細野さんと観よう! Presented by 映画ナタリー
10月13日(日) Day3  細野さんで踊ろう!    Presented by 音楽ナタリー
10月14日(月) Day4  細野さんと語ろう! 〜デイジーワールドの集い〜 
 
とそれぞれ内容の違うファン泣かせの充実度。
 
全部行きたいのはやまやまなれど時間的(金銭的も少し)な問題でここはDay1 、Day3の二日を選択。
 
細野さんといえば今年3月、台北で行われたライブを観たのがもう半年前とは。
 
という訳で、11日のDay1に行く前に、9月にオープンしたコレド室町テラス内で遂に日本上陸を果たした台湾の書店チェーン「誠品生活」へ。無理矢理細野さんと台湾を結び付ける。
 
お店が入っている日本橋のコレド室町といえばコレド1の方で毎年夏季に開催されていた「アートアクアリウム」にDJイベント目当てで毎年通っていて、今年も6回行ったのだが残念ながらここでの開催は今年が最後となってしまったので、これからは誠品目当てで行く事になりそう。
 
誠品生活はコレド室町テラスの2階。地下鉄の通路からビルに入りエスカレーターに乗る。途中の壁面には和風な絵が描かれているのがコレドっぽい。
 
しかし2階に上がるともうそこは誠品生活from台湾!
まさかこのロゴを日本で見るなんて・・・。

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ロゴの前では台湾からと思しき4人組のお客が記念撮影をしていた。

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人でごった返す店内を回ってみると、日本式の暖簾がかかっていたりして日本というかコレドのコンセプトが程よく融合。
でも書棚に付いている表示などはちゃんと誠品式だったりして嬉しくなる。
 
書籍以外のコーナーは文具や雑貨、飲食店など台湾からのお店が並んでいて、通りすがりにスタッフさんが話す中国語が聞こえて来た。
台湾から派遣されているのだろうか。
 
本に関しては誠品スタッフによるセレクトコーナーなどはあるけど、当然ながら台湾で出版された本がたくさんあるという訳ではないので、個人的にはその辺りの楽しみが少しでも増えると嬉しいかも。
 
あぁ、本場の誠品に行きたい・・・。
 
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そんなこんなで一つ目の目的を果たし、恵比寿へ。
 
会場はサッポロビールの工場跡地である恵比寿ガーデンプレイス内ということで、台北での会場であったLegacyも華山1914文創園区という、旧日本統治時代の酒工場跡地ともダブる。
 
会場に着くと入場待機列が出来ていた。基本的に並ぶのは嫌いだし、オールスタンディングの場合は敢えて前方に行かず後ろで観ようという志向なので、列が引いたら入ろうかと思ったのだが、列を見渡すととっても長い。
自分のチケットを確認したら整理番号が300番台。500番台以降に待機している人もたくさんいたので、ここはとりあえず素直に並んで入っておいた方が良さそうだと判断。開演時間までそんなにないし。
 
ロビーでは物販とドリンクのブースがあり、テーブルが広く置かれていた。
みんな座ってゆったりビール飲んだりしている。お客の年齢層が高いせいか、さすが余裕を感じた。笑
 
DJブースもあり。

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中の様子を見ると前の方は既に人が密集していたが、後ろは割とスカスカだったので自分もロビーでガソリン注入(もちろんサッポロビール)!準備万端。

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いよいよライブ開始。
はじめはお馴染み細野さんのバックバンドを務める、高田漣さん率いるThe Eight Beat Comboの演奏から。
 
当日のセトリ(の写真)をドラムの伊藤大地さんがツイッターに上げていたので書き起こし。
 
1.  銀河鉄道の夜 エンドテーマ
(高田漣/Gt   伊賀航/B   伊藤大地/Drs   野村卓史/Key)
 
  〜安部勇磨〜
2.  Honey Moon
3.  悲しみのラッキースター
 
 〜藤原さくら〜
4.  四面道歌
5.  東京ラッシュ
 
 〜角舘健悟〜
6.  ろっかばいまいべいびい
7.  はらいそ
 
 〜高城昌平〜
8.  PLEOCENE
9.  ZOOT KOOK
 
 〜志磨遼平〜
10.  北京ダック
11.  Pom Pom 蒸気
 
 〜キセル〜
12.  フニクリフニクラ
13.  しんしんしん
 
 〜ハナレグミ〜
14.  しらけちまうぜ
15.  恋は桃色
 
16.  Absolute Ego Dance
 
 〜原田郁子〜
17.  福は内 鬼は外
18.  風の谷のナウシカ
 
 〜堀込高樹〜
19.  イエロー・マジック・カーニバル
20.  ローズマリー、ティートゥリー
 
 〜曽我部恵一〜
21.  仁義なき戦い
22.  暗闇坂むささび変化
 
 〜UA〜
23.  ガラスの林檎
24.  RooChoo Gumbo
 
 〜YO-KING〜
25.  僕は一寸
26.  終わりの季節
 
 〜大貫妙子〜
27.  ファム・ファタール
28.  Worry Beads
 
 〜高橋幸宏〜
29.  Stella
30.  ありがとう
 
事前に発表されていた上記の演者以外に、『Absolute Ego Dance』では細野さんの孫・悠太くんがベースでサプライズ出演。
そしてアンコールでは細野さんご本人が登場!
 
『薔薇と野獣』を歌ったあと、自ら幸宏さんを呼び込み軽い漫才(笑)のあと『Sports Men』を歌唱。
 
今回自分自身初見のアーティストがほとんどだったのと実力者揃いでとてもいい機会だった。キリンジと幸宏さんは今年3回目だけど。でも幸宏さんと細野さん二人でいうのもなかなか機会がないので貴重だった。たまらず家に帰ってからSKETCH SHOWのライブDVDポチっちゃった。
 
全32曲、キセルが一曲単独で演った以外は全てThe Eight Beat Comboによる演奏だったのでセットチェンジがなく二曲交代で次から次へとボーカリストが登場するので、長丁場(途中20分の休憩あり)ながら全く間延びすることなくステージに惹きこまれっぱなしだった。
 
台風19号が関東接近中ということでこの日は雨が降っていたが、翌日のDay2は多くの交通機関も運転取りやめするなどの警戒態勢の中、やはり延期になってしまった。(細野さんは冗談で「今度の火曜日にやるかも知れないけど」と言っていたら本当にそうなった)
 
僕もこの日は仕事の予定だったが、ライブ終わってスマホを開いたら休みになったとの連絡が入っていた。
 
 
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一日引きこもり台風が過ぎ、明けて翌日の日曜日。Day3は当初の予定より一時間遅らせて15時に開演。

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この日はDay1が生演奏だったのに対してDJ。細野さんにちなんだ曲というテーマでプレイされる。
 
こちらのタイテ。
 
15:00〜    スカート
15:35〜 水原佑果
16:10〜 TOWA TEI
16:55〜 ジム・オルーク
17:40〜 Kenmochi Hidefumi(水曜日のカンパネラ)
18:25〜 砂原良徳
19:10〜 小西康陽
19:40〜  OL Killer
20:25〜  細野晴臣
 
この中でジム・オルークは台風の影響で会場に来る事が出来ずキャンセルになってしまった。
しかし、本人からのメッセージに添えて、かける予定だった曲をMIXしたものが流された。
 
こちらはあくまでもDJパーティーなのでひと組の持ち時間が長く、オーディエンスも思い思いにフロアを出入りしている。
自分も出たり入ったりして疲れたらロビーでビール飲んだりして割とダラダラ。(音楽自体は聴こえてくるし)
 
一つ不満というか、疑問だったのが、ステージ上の照明がやたらと暗かった。水原佑果嬢はなぜか(笑)姿をちゃんと確認出来たけど他の演者は後方からでは全く顔が分からなかった。ほとんどシルエットにしか見えなかったのでテイさんですら本物なのかと疑いたくなるほどだった。クラブでもこんなに暗くしないのに!
OL Killerに関しては岡村ちゃん目当ての女性もきっと多かったはず。。
 
大トリは細野さん。細野さんのDJなんてなんと貴重なことか。
他の演者と違ってご本人が手掛けられた曲以外にご自身の好きな曲も交えてのプレイ。
周りを見るとシャザムなどのアプリでかかっている曲を検索している人の姿が。やはり気になるよねぇ。
でもインスタで公式アカにてセトリが上がってた。優しい!
 
ちょっとだけ今日に合わせてマイク使って歌ったり、何度もブースを離れて小躍りしながら周りをグルグルしたりと楽しそうな細野さん。
 
持ち時間の30分を迎え、「これでおしまいです」とあっさり終了。マイペース。笑
 
自分にとっては二日間のイベントがこれで終了。音楽まみれな至福の時間でありました。