2019年、台湾。細野晴臣。

2019年2月、会社を辞めて一発目の旅行は“卒業旅行”として原点に帰るべく人生初の海外である香港、そして中国へ行って・・・来るつもりが、急遽その前に台湾にも行くことに。

 
その理由とは、旅程を組んでいる最中にネットで見たこちら。
 

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なんと、このタイミングで細野さんが台北でライブ!
YMO世代としても台湾好きとしてもこれはまたとないチャンスなのでは・・・?
 
以前国内での細野さんのライブに行きたくてチケット応募しながら抽選に漏れ観られなかったという苦い思い出があったのでなおさらこれは行かなくてはと、あっさり台湾行きも決定〜!目的がまさかの日本人。笑  
でも好きなものが重なったら仕方ない。
 
かくして航空券やホテルを差し置いて一番先にライブのチケットを予約したのだった。(これが取れなかったら本末転倒)
おかげで起点が出来て全体の日程が組みやすくなった。
 
そういう訳で今回は旅の幕開けとしてすっかり慣れてきつつある台湾からのスタート。
 
台北に着いた2月22日はまだ旧正月期間のようで、中山堂の周辺には出店が並び、
 
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広場ではランタンが一面に展示され、
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ステージでは式典やパフォーマンスが上演されていた。
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西門町に向かうと中華路には色んな企業のブースが立ち並んでいてお祭り気分が一層高まります。
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もちろんどこへ行っても人、人、人。街全体が盛り上がっていて楽しい。
 
今回はちょっとしかいられないけどいいタイミングで来れた。
 
 
そして翌日、細野晴臣コンサート当日。
 
開演が19:30だがその前に予約チケットの引き換えが16:00から始まるというので早めに向かう。
事前にあまり会場について調べずにGoogleマップ頼りにぶっつけで行ったところ、ライブが行われる「永豐Legacy Taipei音樂展演空間」は華山1914創意文化園區の敷地中にあった。

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ここに来るのは初めて。しかし台北駅からわずか二駅の忠孝新生駅から徒歩6分(筆者はバスで行きましたが)の所にある、日本統治時代の酒工場をリノベーションして作られた、ライブハウス以外にも映画館や多目的ホール、ショップなどが集まった複合施設。
日本では同じくビール工場だった東京の恵比寿ガーデンプレイスが思い浮かびますが、あちらは建物はほとんどが新しくなっているので横浜の赤レンガの方が近いか。
 
日本人が台湾を好きなポイントとして古い建造物が多く残っていることが挙げられますが、ここではそんなレトロな雰囲気とともにオシャレなお店やアートを存分に楽しむ事が出来ます。
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イベントホールでは30周年を迎えた台湾プロ野球やリラックマ、沖縄の展示会などが行われていました。
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チケット引き換えを無事に済ませ、ひと通り敷地内を見て回ってもまだライブ開始まで時間があったので、そばにある高速道路をくぐった先にある電気街に足を伸ばす。
 
「三創生活」というショッピングビルのようなものがあったので入ってみると、スマホ、PC関連デバイスを中心とした電化製品のショップやおもちゃ、飲食店などがぎっしり。中でもゲーミングPCの店に勢いを感じる。
もう秋葉原にでも来たかのよう。最上階にはメイド喫茶まであった。店内からとっても流暢な「いらっしゃいませ、ご主人様ぁ〜」という鉄板フレーズが聞こえて来る。いつか入ってみたい。

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この隣にも「光華商場」というビルがあって、三創側とは通路で繋がっていて互いを行き来できるのですが、こちらは同じくゲーミングPC、スマホなどに加え電気部品などもう少しコアな要素が強め。そして小規模で個人商店っぽい店が多いせいか前を歩くと声をよくかけられた。(こちらがITビルとしては元祖)

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そんなこんなでそれぞれのビルを下から上までくまなく見て回っているだけでかなり時間が経ち、ライブ開始まで退屈せず過ごすことが出来た。
 
すっかり暗くなって再びLegacyへ。
 
ある程度入場は済んだようで外に行列はなくすんなり入る。
 
中は割とスペースにゆとりがあって、個人的にオールスタンディングのライブは前で観ようとするとギュウギュウだし疲れるので基本後方に陣取るようにしているけど、それでもステージはさほど遠くは感じず程よい距離感だった。

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ステージでの細野さん、MCで最初は中国語を交えて挨拶。その後は日本語ベースに時々英語混じり。
しかし英語も得意ではないということで予定されているニューヨーク公演への不安を漏らす。
バンドメンバーのオリジナル曲のパートでは「では僕はちょっと休憩して来ます。(タバコを吸う仕草で)スモーキングタイム。」と言って舞台袖にハケたり、終始リラックスした和やかなムードだったのが細野さんらしかった。
 
もう、演奏に関しては何も申し上げるまでもなく、これより少し前にNHKで放送された「イエローマジックショー」で演奏していた曲の他、オリジナルやカバー曲を披露。「HOSONO HOUSE」でもなく新譜の「HOCHONO HOUSE」でもなくこのバンドでしか聴けないアレンジ。高田漣さんの多芸っぷりが炸裂。カッコよかった。
 
台北で聴く「北京ダック」のなんと味わい深いことか(「香港Blues」も聴けた)。
 
客層はやはり見たところ同年代の日本人が多かった印象ながら自分の周りには割と若い台湾のお客さんもいた。
近くにいた女性は細野さんのMCに「カワイイ、カワイイ」と日本語で何度も言っていて、どうして細野さんをご存知なのかに興味をひかれた。
 
夢のような時間はあっという間に過ぎ、ライブ終了。
帰り際、出口側の壁面にこれまで出演したアーティストの写真が飾ってあったのでパチリ。
 
水曜日のカンパネラ

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レイニー・ヤン(楊丞琳) 観たい・・・。

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クラウド・ルー(盧廣仲)

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宇宙人  ブレちゃった・・・。

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そして伍佰!!観たい!

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今度は台湾人アーティストを観に来たいと強く思い会場を後にする。満足、満足。
 
帰国後すぐに注文していた「HOCHONO HOUSE」が届いた。これ聴くたび台湾の思い出が蘇りそう。