アジアンポップス

旅と音楽〜THE BOOM〜あの頃、僕は宮沢和史になりたかった

沖縄が本土復帰を果たして今年で50年という事で、NHKでは連日沖縄関連の番組が放送された。その中でも沖縄の音楽を取り上げたものがいくつかあって、沖縄出身の音楽家たちが満遍なく紹介される中、沖縄出身でないヤマトンチューながらもれなくその顔触れに加…

【台湾語&客家語で歌ってみた】新寶島康樂隊/歡聚歌

今回は林強を一回お休み(笑)して、同じく台湾語曲の有名どころを。 陳昇。日本では英語名の“ボビー・チェン”の方がおなじみでしょうか。 1958年生まれ。80年代から歌手活動をしている大御所です。ちなみに林強とも共作いくつかあり。 ソロミュージシャンと…

【台湾語で歌ってみた】林強/查某人

YouTube動画久々にアップしました。えー、今回もやはり林強です。 1stアルバム『向前走』で台湾語ポップスという新機軸を定着させる立役者となった林強の2ndアルバム『春風少年兄』は「地方から出てきたお兄ちゃん」感から抜け出し、一層ポップさが増した一…

我々はステイホームという名の「箱の中」で過ごしている 〜 林強『盒子內的時間』

さてさて気がつけばほぼ1ヶ月ぶりの更新。 毎年炎天下で暑い暑い言いながらも色んなイベントを楽しんでいた8月。もちろん今年もそのように過ごすはずだった。 しかし、何もない。本当に何も。 仕事以外は本当に不要不急の外出をしていないので休日はほとんど…

【台湾語で歌ってみた】林強/HAPPY BIRTHDAY

YouTube動画久々になってしまった・・・。 今回はこれまた久々の林強!台湾語です。 当ブログでは度々話題に出ている台湾ポップスの歴史的名盤である3rdアルバム『娛楽世界』収録の『HAPPY BIRTHDAY』。 タイトルからも分かるように誕生日を祝う歌。というこ…

ファンキー末吉と中国ロック、そしてBEYOND

相変わらず仕事以外は基本家に引き篭もっている生活、さぞや時間が有り余って・・・いると思いたいのですが、そこで目一杯有意義な時間を過ごすというのが出来る人とそうでない人がいるようで、僕は後者である事を見事に証明しつつある毎日。やる気スイッチ…

BEYONDのいた香港

香港のロックバンドといえば何と言っても代表格はBEYOND。かつては日本でもメジャーデビューしています。現在40代以上の年齢層ならリアルタイムでご存知の方もいるでしょう。ちなみにBEYONDのメンバーについてここでは黃家駒 (Wong Ka Kui)Vo. Gt.黃家強 (…

あなたにとっての楽園は? 〜周華健&EASY BAND 『小天堂』〜

少しずつ外に出られるようになって完全とは行かないまでも以前のような日常に近づきつつある最近。 しかし事態は収束の兆しさえないままで、この分じゃ大好きな旅行なんていつになったら行けるようになるのか・・・。 行けなくなって改めて遠く恋い焦がれる…

うちで歌ってみた〜ゲシュタルト乙女『三色菫』

YouTubeチャンネルを開設して色んなカバー動画をアップしていこうと思った矢先の外出自粛。 ずっと引きこもっているなら思う存分PCでの作業が出来る・・・のではあるけど、ひとつ困っていることがある。 「歌入れ」である。 僕はトラックをPC上でほぼほぼ行…

【台湾語で歌ってみた】林強の「向前走」をくるりの「ばらの花」風アレンジで

前回は林強の『愛情研究院』について書き、歌ってみました。 www.tatsu43.com そして、今回も林強です。すっかり林強大好きブログになりつつあるな・・・。 もともと林強といえばこれまで書いた通り、台湾語によるポップスを広めた第一人者。 1stアルバムの…

【台湾語で歌ってみた】愛情研究院/林強

前回記事でお知らせした歌ってみた動画、記念すべき初回はやはり僕を台湾へ引き込んだ張本人、林強(リン・チャン)から。 林強に関しては過去に書いているので未見の方はよろしければこちらもご覧下さい。 www.tatsu43.com 今回は僕自身もトップクラスで好…

YouTube、はじめます(予告)

「台湾とか中華圏にもっとたくさん行きたい!」 その想いで勤め人をドロップアウトしたのに、まごまごしているうちに海外そのものに行くのが難しくなってしまった・・・。 まずは香港が政情不安定になり、そして今度はコロナ。 これを書いているいま現在、家…

これぞポップ!baboo

黑名單工作室でゲストボーカルとして存在感を示した林暐哲が1991年に結成したbaboo(所によって表記の大文字小文字がバラバラなので本文ではbabooと書きます)。 林暐哲がフロントマンとしてボーカル、ギターetcを務め、キーボード・李欣芸、ドラム・李守信…

30年の時を経て『黑名單工作室』

以前も少し触れましたが台湾ポップス、とりわけ“台語”ポップスを語る上で避けて通れないのが『黑名單工作室』。 メンバーとされているのはレコード会社のプロデューサー、ディレクターだった王明輝、チェロ奏者の陳主惠、そしてエンジニアのアメリカ人キース…

台湾ポップスと林強(リン・チャン)

僕が台湾にハマるきっかけになったひとつに、ミュージシャン・林強(リン・チャン)の存在がある。 國語でLin Qiang、台湾語でLim Giong。 90年代当時アジアンポップス関連の書籍などを読んでいると台湾の項目に必ず目にした名前。 しかし、直接彼に触れたの…

台湾ポップスの歴史を読む

現地の誠品書店で音楽関連のコーナーを物色していたら発見。『時代廻音 記憶中的台灣流行音楽』李明璁(2015年初版・大塊文化) もう表紙からワクワクするデザイン。 台湾におけるポピュラー音楽の歴史について書かれた本ですが、以前触れたように日本ではア…

K-POP前夜 〜ソ・テジのススメ〜

前の記事でソテジソテジ言い過ぎたのでせっかくならと今回はソテジについて。 ソテジ。丁寧に言えばソ・テジ。ソが苗字でテジが名前です。まぁ、本名ではないんですが。 フジテレビ『アジアNビート』ではアジア各国の音楽が一緒くたに紹介されたのであるが、…

アジアンポップスむかし話

今回は音楽について。 前の記事で書いた通り、香港映画にハマっていた僕は自然と音楽の方にも目を向けるようになる。 そのころの香港の映画スターは歌手としても活動している人が多かった事が大きかったように思う。 プレノンアッシュが香港映画の専門店を青…