【台湾語で歌ってみた】林強の「向前走」をくるりの「ばらの花」風アレンジで

前回は林強の『愛情研究院』について書き、歌ってみました。

そして、今回も林強です。すっかり林強大好きブログになりつつあるな・・・。
 
もともと林強といえばこれまで書いた通り、台湾語によるポップスを広めた第一人者。
1stアルバムの表題曲『向前走』は、台湾中部の彰化県から台北に歌手になるために単身乗り込む彼自身の決意が生々しく綴られた曲となっている。
 
冒頭、列車が動きはじめ、流れる景色を眺めがなら故郷の親や友達を思い浮かべ、自分の夢は幼稚だろうと愚かだろうと絶対に掴むと強く念じる。
 
やがて台北駅に到着し、高くそびえ立つビルを見上げ改めてここで生きていく・・・。
 
ざっと要約するとそんな内容の歌詞である。
 
MVも林強が乗っていた列車から台北駅に降り立つところから始まり、以降車窓からの風景と駅のホームや駅舎で林強が歌う場面が行き来する。
 
しかし・・・メインで映る歌唱シーン、林強が若々しく大きなアクションと振り付けで歌うのはいいとして、バックダンサーのクセの強さよ・・・。
全員真っ黒なサングラスをかけ、頭にバンダナ巻いてTシャツの半袖を肩までまくっている者、Tシャツをボンタンジーンズにインする者、腰にトレーナーだかシャツだかをを巻いている者、“タンクトップ”というより“ランニングシャツ”をこれまたズボンにインする者・・・80年代のオタクか???というファッションに身を纏う集団を従えフォーメーションに混じる林強。まぁ、実際に1990年の曲なのでリアルな若者のファッションなのだろうけど今見るとなかなかスゴイ。
 
そして台北駅内ではあるが、中央の吹き抜け広場(大廳)ではなく、お店が並ぶ通路側で撮影されている。さすが台北駅、広いなぁ。
そして周囲には多くの見物人たち。よくよく考えると新人ながら大掛かりな撮影である。まだブレイク前の林強を皆どういう目で見ていたのだろう。貴重な場面に遭遇出来て羨ましい。
 
さて、今回はそんな林強の、そして台湾語ポップスにおいても代表曲の一つである『向前走』を歌ってみました。
 
3rdアルバム『娛樂世界』で林強にハマった僕としてはそれ以前の二枚のアルバムは圧倒的に聴く回数が少なく、この曲に関しても正直言ってメロディがうろ覚えレベルでした。そう、それくらい『娛樂世界』は別物何ですよ・・・。
 
しかもこの曲、詞を先に書いてそれをコードに合わせてアドリブ的に歌っていると見え、サビ以外は固定のメロディが存在しないため1番を覚えても2番がまた全く違ったりするのでなかなか覚えられない!しかも長めのCメロまである。
なので歌を入れるまで本当に時間がかかりました。ただでさえ全く分からない台湾語。いやー、苦労した。
 
歌詞と発音については色んな方々がサイトに載せて下さっているのを参考にさせて頂きました。(本人公式の歌詞表記にも不明な点が見られたので)
 
そしてトラックですが、原曲を聴きながらどうしようかと思っていたらリズムの一部に聴き覚えが・・・。
 
あ、くるりの『ばらの花』だ。ドラムのフィルインが似てる。
 
もともと原曲のアコースティックっぽさとは違う方向でやろうと考えていたので、よーしそれなら『ばらの花』にしちゃえ!という一瞬の思い付きで決めちゃいました。共に大好きな林強とくるりのマッシュアップだ!
 
という訳で、イントロの入りと間奏のハミング以外はほぼ、くるりです。笑
しかし我ながら上手くハマったんじゃないかな、と思っております。
 
今回歌っているところを撮影していないので僕が撮った台湾の写真をバックにご覧下さい。
可能なら僕もバックダンサーと歌いたかった。笑
 
 
 

 

向前走(台湾盤)

向前走(台湾盤)