香港に興味を持ち始めたハタチ過ぎの頃、映画にもハマったが、同時に音楽も聴いていた。
香港の映画スターは歌手活動も行なっている人が多い(ジャッキー・チェンだってそう)ので、自然と興味を持ち始め、CDを買い集めていた。
就職してからはスパッと趣味から外れてしまったのでだいぶ手放してしまった(猛烈に後悔)が、今こうして再び中華圏に目を向け始めたということでそちらの熱も再燃している。
なので、香港に来たら日本では手に入らないCDを探しまくるというミッションを(一人で)抱えていた。
まずはHMVに行こうとスマホで場所を調べる。泊まっている宿(尖沙咀)のすぐ近く、iSQUAREというビルの中にあるらしいので行ってみる。
長いエスカレーターを上がってさらに上階へ。何階なんだろう。
・・・何階なの?
半ば嫌な予感を抱きながらスマホを取り出し、検索。
去年の12月で撤退・・・!
厦門大学といい、なんなのだ一体。来るのが一年遅かったか・・・。
台湾もだが、外資系のCDショップが消滅してしまった。
ならば他を当たるしかない。
まず思いついたのが、旺角にある「信和中心(シノセンター)」。言わずと知れたオタクビルである。
もう20年以上もその名を轟かせているオタクの聖地。
メイドさんが立つ入り口にあるエスカレーターに乗る。既に人が多い。
22年前はCD、映像媒体や日本の漫画などを扱う店がたくさんあったという記憶がある。
久しぶりに来てみたら、台湾の三創同様、PCガジェットやゲーム、スマホ関連の店がだいぶ幅を利かせていた。
あとは日本のアイドルグッズや写真集、雑誌の店も数軒。
目当てのCDはあるにはあったけどわずか。「掘る」までもない程度であった。
それに、信和中心ってこんなに狭かったっけ?という具合に、歩きづらい。
人も多く、流れも激しいのでサーっとひと回りしてすぐに出てしまった。
なので写真を全然撮ってない・・・。
時代とともに自分の記憶とは違った場所になっていたようだ。
ならば香港オタクビルのもう一方の雄、東方188商場だ!
こちらは香港島側、湾仔から少々歩いたところ。
ビルに入ると既に雰囲気が出来上がっている。
ここも傾向としてはゲーム、スマホが多かったけど、信和中心にく比べると入れ替わりはそこまで激しくなさそう。
CD、DVDを扱う店も結構ある。それに全然混んでなくてじっくりと店内を物色出来る。
しかし中古店でCDを見ていると、日本のものがかなりある。
それも香港版とかではなく、日本で発売されたものが大半でラインナップも何故これが??というものも少なくない。
香港の人が買い集めたにしてはマニアックすぎる。なんなら日本でも充分マニアック。
店頭での買取だけでこれらが持ち込まれるとは到底思えず、入荷のルートがとても気になった。
他にも中華ポップスの中古が充実していた店もあり、腰を据えて見入ることしばしば。
こちらの店は営業開始が午後から、しかも夕方からという所もいくつかあって、残念ながら一部は開店を待たずして退出してしまい全部を見ることが出来なかったので、次回はぜひまた来たい。
マニアックな古本屋も。(開いてなかった)
グーグルマップでCDショップを検索すると、香港島側にいくつか出て来たのでそのまま全部巡ることにした。
坂の街、西營盤から中環まで歩いた結果、跡形もなくなっていたり、営業してはいるもののポピュラー音楽が少なかったりと、空振りの連続。
結局東方188を超えるところには巡り会えず。
オールドC-POPファンにはまだまだツライ時代だ・・・。
今回訪れた中では信和中心、東方18以外では旺角にあったCD Werehouseは日本のショッピングモールにあるような感じでそれなりに店頭在庫を置いていました。
ーーーーーーーーーーーーーーー
最後に。合間に寄った中山公園(中山紀念公園)。ここだけは外せない。笑
台湾、大陸のも行ったからには!
海辺にある香港の中山公園は大きな芝生の広場が開放感に溢れていた。
他にプールやグラウンド、子供用のSASUKEっぽい遊具などもあってスポーツライク。