あなたにとっての楽園は? 〜周華健&EASY BAND 『小天堂』〜

少しずつ外に出られるようになって完全とは行かないまでも以前のような日常に近づきつつある最近。

 
しかし事態は収束の兆しさえないままで、この分じゃ大好きな旅行なんていつになったら行けるようになるのか・・・。
 
行けなくなって改めて遠く恋い焦がれる場所、あぁ台湾行きたい・・・。
 
やっぱりあそこはオレにとって楽園、小さな小さな楽園・・・。
 
小さな楽園?
 
というわけで今回は周華健の『小天堂』を歌ってみました。
 
中国語で「天堂」=「天国、楽園」、つまり「小天堂」は「小さな楽園」。
 
周華健は出身は香港ですが、歌手デビューは台湾。
しかし台湾、香港のみならず中華圏で幅広く親しまれているシンガーソングライターです。
 
ヒット曲は数々ありますが、日本人的には喜納昌吉の「花」のカバーも印象深い。
ジャッキー・チェンの映画にも少し出てたりしています。
 
さてこの『小天堂』は1996年リリースのアルバムの表題曲です。
同名アルバムはソロではなく「周華健&EASY BAND」名義で、『小天堂』以外は自身の過去曲のセルフカバーやバージョン違いという企画モノ的な内容です。
 
先述の『花』のカバー『花心』も一発目にアコースティックなレゲエ調にアレンジされていて陽気な感じ。
チャゲアスの『男と女』カバーの『讓我喜歡讓我憂』も入っているのでベスト盤としても楽しめます。
 
そう、ジャケ写を見ても分かるようにアルバム全体が海辺をイメージしており、EASY BANDの編成によるアコースティックサウンドで統一されています。
 
具体的なモデルになった場所があるのか、景色の中で安らぎを覚えつつ高ぶる感情を抑えきれない様子が歌詞に綴られている『小天堂』。
まさに僕が台湾に抱いている感情そのものじゃないか・・・。
 
これを書いている今日現在、僕の住む関東は梅雨入りしたけれどこれが明ければ本格的に夏がやってくる。季節的にもぴったり。
そんなトロピカルな雰囲気を壊さないようにウクレレと、間奏にギター入れたら台湾というよりエセハワイアンになっちまいましたが。
 
それでは、各々ご自身の胸に存在する“楽園”を想いながら聴いていただけたら嬉しいです。


【C-POP歌ってみた】小天堂/周華健&EASY BAND

 


周華健 Wakin Chau & Easy Band【小天堂 My little paradise】Official Music Video

 

 

小天堂 (台湾盤)

小天堂 (台湾盤)