ヲタ活@香港

台湾での細野晴臣コンサートで幕を開けた旅行も遂にフルで使える最後の日。
実はこの日も音楽のライブに行く予定を組んでいた。
 
@ JAM × TALE in HongKong 2019」という、日本と香港で行われているアイドルの合同イベント。
 
台湾でライブを観るなら香港でも何かないかな、と思っていたらこのイベントの告知に出会い日本でチケット購入。
細野晴臣とアイドル、この振り幅。最高じゃないですか。しかもこちらは日本のアイドルと共に現地の演者もちゃんと出る。
ライブは夜からだったので、その前に九龍城寨公園を散策。
そのお話はこちら。
 
その後、今日の会場であるEMAXに向かうべくバス停へ。するとその近くに中古CDショップがあるではないか。少し期待して物色するものの、収穫なし。
 
やがてバスが来て乗り込む。小バスだ。
 
スマホのマップで現在地を見ながら、降り時だと思い運転手に向かって普通話で「下一站要下車!」と言うが反応がない。
「Next!」とか言っても「なんだこいつ」的な感じ。
続けて「EMAX!」と言うと運転手がなんか言ってくるが分からない。
すると他の乗客の何人かが代わりに説明してくれた。すると「EMAXに行くなら今ここで降りろ」と停留所じゃない所でドアを開けてくれ、降ろしてくれた。マップのナビだともうひとつ先の停留所だったはずだが何か違ったのかな。
何はともあれ、みんな、多謝。
 
EMAXに入る。なにやらショッピングモールのイベント広場のようなスペースに人だかり。
若い女の子がぎっしり集まっている。
手に持っているのは人名の書いたプラカード。
ジャニコンとかで振るお手製のうちわみたいなやつだ。
どうやら今から男性芸能人がステージに登場するらしい。イベント自体まだ始まっていない段階で既にワイワイしている。香港も女ヲタはパワーあるなぁ。

f:id:tatsu43:20190411025222j:plain

どんな人が出てくるのか見たくてしばらく自分も待機していたが、結局登場する前にこちらの時間が迫ってきたので移動。
 
目的の会場である「MUCI ZONE」はネットで見るとEMAX(國際展貿中心)の地下となっているが、実際は1階にある。
これは香港式の階数の差し方で、日本でいう1階を「地上階」(エレベーターではGと表記されたりしている)として、その上階から1、2、3、4・・・とカウントしていくためだ。
 
今回は日本のアイドルも出演するため日本人の観客の姿も多く見かけたが、これに戸惑った人は多かったんじゃないかな? 

f:id:tatsu43:20190411025146j:plain

f:id:tatsu43:20190411025157j:plain



入場する時、チケットを見せてリストバンドを着けてもらう。本当はTシャツも特典でもらえるはずだったのだが、担当のおばちゃんがTシャツいる?と聞いてきたので条件反射的に不用了!と言ってしまった。レジ袋とかと同じ感覚で断っちゃったよ。笑

f:id:tatsu43:20190411025108j:plain

 
場内に入る。ショッピングモール内にあるライブハウスにしてはかなり広く感じ、スペースに余裕を感じた。細野さんの時と同じ感じ。
ただ、客層は細野さんとは当然ながらだいぶ違う。こちらは年齢層がグッと若く元気元気。
自分は後ろの方でみんなが踊ったり叫んだりしているのをゆったりと見ていた。
 
それにしても地元のファンも日本人と全くノリが同じなのが驚いた。そこに関しては誰が日本人で誰が香港人か分からないくらいフロアは一体感で包まれていた。みんなちゃんとフリコピしてるし。
中華圏に進出した日本のオタク文化は漫画、アニメ、ゲームだけじゃなく、アイドル文化もしっかりとそこに含まれているのを肌で感じることが出来て非常に面白かった。そもそも出演した香港のアリエルプロジェクト、ERЯORの二組は全員日本語を学んでいて歌は全編日本語だったし、MCも日本語で話した後広東語で言い直すというスタイルだった。
楽曲はアイドルよりはアニメ、声優さんに近い印象かな?
 
日本の演者の中では桜エビ〜ずが、バンドっぽい曲にアイドルらしいキレキレのダンスパフォーマンスで特に印象に残った。
後からウィキペディアで調べたら僕の好きな作曲家である多田慎也さんも曲を提供している(この時も「タリルリラ」を歌唱していた)し、その他の楽曲データを見ていると作家陣の中に「杉浦英治」という名前が!
??これってSUGIURUMUNのこと??僕が昔から好きだった元Electric Glass Balloonのボーカル、杉浦英治さん。
今では世界的DJとなったスギさん、アイドルに楽曲提供してたのか。知らなかった!!
他にも楽曲提供をしているのがバンド系の方が多いので、どうりでインパクトがあった訳だ。
香港で思わぬ発見をする。笑
 
あとのTask have Fun、虹のコンキスタドールもきっちりとフロアを沸かせ、トリを務めるわーすたはその流れを汲むように鈴木まなかさん離脱以降の、ロック調の曲中心のセトリでイベントを締めくくった。
 
ここではツイッターで以前から相互フォローしていた方とも対面出来たし、香港最後の夜を楽しく過ごすことが出来た。