ここが私のアナザースカイ〜厦門 ①

深圳から高速鉄道で厦門に移動。

厦門に来るのもおよそ21年ぶり。
現在地下鉄が1路線(1号線・2017年12月31日開通)開通している。厦門にもついに・・・。(感慨深げ)

厦門北駅から予約しているホテルに向かうため、中心街へ地下鉄で向かう。

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百度地図で調べるとホテルの最寄りは終点の鎮海路駅。

厦門の地下鉄も新しいだけあって駅も車両もきれい。ただ座席がステンレス製なので滑る滑る。

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電車が発進したり速度を緩めたりするとたまに身体がスライドする。笑

地下鉄1号線。厦門北駅の、市街地との逆方面は岩内駅のみなので、鎮海路駅まで行けばほぼ丸々乗ることになる。
外はもう暗くなっていたので景色は見えず、乗り降りする乗客を観察しながら揺られることちょうど1時間で終点・鎮海路に到着。山手線1周分かー。

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ホテルは思明南路にある如家快捷酒店。割と小さめの古めのビジネスホテルといった風情。

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ネットで予約した時は支払い情報をマスターカードで登録した上で現地払いとなっていたのだが、フロントに入った途端に直感でこれはマスターは使用出来ないなと思った。
案の定カウンターのどこを見てもやはり見慣れたカード会社のマークは見当たらない。
でも今回、中国でお金使う予定もなかったので中国元はわずかしか両替してない。一泊分払えばもうなくなるくらい。

しかし慌てることはない。こういうこともあろうかとあらかじめ作っておいた伝家の宝刀・銀聯カードを使う時が来た!
事前情報として今の中国では猫も杓子もキャッシュレス、口を開けばスマホ決済とばかり聞こえてくるので現金が使えない局面が来たらと思い、今後のためにもと(会社員のうちに)作っておいたのだ。

無事決済完了。ちなみにここでも前のお客の手続きがやたらと長く、そして一組のカップルに割り込まれる。

しかもそのカップル、黙っていれば割り込んでおいてずっと目の前でイチャイチャ。しまいには濃厚なキスと、僕に何か恨みでもあるのかという振る舞いを見せる。前に入れてあげたんだからせめて部屋まで我慢してくれんかのう・・・。

そんな僕の気持ちを察してかどうかは分からないが、次に来た客が割り込もうとしたらフロントの小姐がちゃんと注意してくれた。珍しい。笑

部屋に荷物を置いて外を歩いてみる。もうそれだけで自分が留学していた頃と全く景色が違うのが分かる。
まず全ての道が舗装され尽くしている。
そして周囲に大きな建物(主にホテル)がやたらと出来ている。
21年前は経済特区とはいえ所詮地方都市。はっきり行って田舎だった。
裏の道とかは舗装されていない所も多かったし、高層ビルなんてものは一部の地域でしか見かけなかったくらい。
余りに整然としていてびっくり。

時間が遅かったのでひとまず夕食。
ホテルの向かいに「台式魯肉飯」という看板を見つけ、迷わず決定。

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まさか大陸で魯肉飯(ルーローファン)が食べられるとは。(昔はなかった)

しかしシステムは様々な料理がプレートに入っていて選んだものを白飯に盛り付けてくれるという、中国ではポピュラーな方式であった。
「何にする?」と聞かれたので、
「魯肉飯!」
とだけ言うと、あとは主人の見立てでもう一品と野菜を盛り付けてくれた。特盛である。
台湾で食べているものとは多少違う仕上がり。笑

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そして主人はスープも付けてくれた。
なんといってもこれで12元!だいたい150円。信じられないコスパである。
でもこの日初めての食事ということもありガツガツ食べた。久しぶりに野菜もたくさんとれて心も身体も喜んでいた。

すっかり満腹になり店を出る。
時間も遅いのでビールでも買ってホテルへ戻ろうと付近を歩くが、厦門も深圳同様、日本で見かけるようなコンビニがない代わりに個人経営的な“便利商店”がチラホラ。
日本でもおなじみの不動産屋さんはあるのに。笑

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でも自分の知っている「中国のお店」といった感じなのでこれはこれで楽しい。

あ、でも噂に聞きしセルフサービスの無人コンビニはありました。

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さて、明日は思い出の詰まった厦門の街を歩き倒すぞ。

 (続く)