30年の時を経て『黑名單工作室』

以前も少し触れましたが台湾ポップス、とりわけ“台語”ポップスを語る上で避けて通れないのが『黑名單工作室』。 メンバーとされているのはレコード会社のプロデューサー、ディレクターだった王明輝、チェロ奏者の陳主惠、そしてエンジニアのアメリカ人キース…

台湾ポップスと林強(リン・チャン)

僕が台湾にハマるきっかけになったひとつに、ミュージシャン・林強(リン・チャン)の存在がある。 國語でLin Qiang、台湾語でLim Giong。 90年代当時アジアンポップス関連の書籍などを読んでいると台湾の項目に必ず目にした名前。 しかし、直接彼に触れたの…

台湾ポップスの歴史を読む

現地の誠品書店で音楽関連のコーナーを物色していたら発見。『時代廻音 記憶中的台灣流行音楽』李明璁(2015年初版・大塊文化) もう表紙からワクワクするデザイン。 台湾におけるポピュラー音楽の歴史について書かれた本ですが、以前触れたように日本ではア…

『つながった世界ー僕のじゃがたら物語』を読んでみた

ここのところ昔に聴いていた音楽を掘り返していたらある人物の名前に引っかかった。 「OTO」さん。 OTOさんは1980年代に活動していたファンク・ロックバンド「じゃがたら」のギタリストとして有名な方で、かつてはテレビのオーディション番組で審査員を務め…

香港レコーディングといえば

前回の記事では所さんが香港でレコーディングしたアルバムについて書きましたが、“大物ミュージシャンの香港レコーディング作”でもう一つ有名なのがブラーの『Magic Whip』。 このアルバムに関しては制作される過程を追ったドキュメンタリー映画『NEW WORLD …

ミュージシャン・所ジョージ と、香港。

日本テレビで放送されている中居正広の『新・日本男児と中居』という番組が好きで毎週観ている。 内容は旧来の価値観が崩壊しつつある現在、新価値観で生きる男にクローズアップして話を聞くというもので、中でもシリーズ化しているのが“新カリスマ”に心酔し…

K-POP前夜 〜ソ・テジのススメ〜

前の記事でソテジソテジ言い過ぎたのでせっかくならと今回はソテジについて。 ソテジ。丁寧に言えばソ・テジ。ソが苗字でテジが名前です。まぁ、本名ではないんですが。 フジテレビ『アジアNビート』ではアジア各国の音楽が一緒くたに紹介されたのであるが、…